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今回は、電気自動車においての衝撃の大ニュースを取り上げたいと思います。
テスラで現在販売されているモデルの中で、最もお買い求めやすいモデル3が一挙に約150万円も値下げされました!既にモデル3に乗っている筆者としては、非常に悲しい事件ですが…、これからお買い求めを検討されている方にとっては素晴らしいニュースです。

1.モデル3の価格改定

スタンダードは82万円引き・ロングレンジは156万円引き!

タイプ 航続距離 改定前(税込) 改定後(税込)
スタンダードレンジ+ 488km 51,10,000円 4,290,000円
ロングレンジAWD 580km 6,552,000円 4,990,000円
パフォーマンス 567km 7,173,000円 変更なし

※2021年2月20日現在

このように最上位グレードのパフォーマンスを除く、2タイプがいきなり値下げになりました。

2021年2月に販売されている国内メーカーの電気自動車と言えば、代表的なモデルが日産のリーフです。そのリーフと比べると、なんとスタンダードレンジ+に至っては、リーフより安くなってしまっています!

1-2.リーフとの価格比較

スタンダードレンジ+は、リーフより安い!

こちらが日産リーフの価格一覧になります。

リーフは搭載電池容量が40kWhと62kWhの2種類あります。なお、モデル3・スタンダードレンジ+は未公表ながら、60kWhと推測されています。

電池容量と航続距離 リーフ・グレード 価格
40kwh 航続距離:322km(WLTC換算) S 3,326,400円
40kwh 航続距離:322km(WLTC換算) X 3,819,200円
40kwh 航続距離:322km(WLTC換算) X Vセレクション 4,056,800円
40kwh 航続距離:322km(WLTC換算) G 4,189,900円
40kwh 航続距離:322km(WLTC換算) NISMO 4,294,400円
40kwh 航続距離:322km(WLTC換算) AUTECH 4,094,200円
62kwh 航続距離:458km(WLTC換算) e+ X 4,411,000円
62kwh 航続距離:458km(WLTC換算) e+ G 4,998,400円
62kwh 航続距離:458km(WLTC換算) e+ AUTECH 4,686,000円

※2021年2月現在

 

以上のように電池容量がほぼ同じ、航続距離もWLTC換算で450km前後と同じぐらいのグレードと比較すると、なんとテスラの方が安いです!

スタンダードレンジ+でも、オートパイロット等の機能が標準で付帯されていることを加味すると、もはや車の機能と価格においては勝ち目がなくなっている状態です。

ただ、テスラについては上記金額から1円も値引きがありませんが、日産の場合はディーラーとの交渉の中で少し値引きが期待されるとは言え、日産からすると非常に苦しい戦いになることは明白です。

値下げの理由

上海ギガファクトリー製の可能性が高い

この値下げ前の2020年終盤に、当初販売されていた仕様から異なったタイプに切り替わっていました。細かい部分での切り替えはありつつも、一番大きく変わっている点は「航続距離と電池の性質の違い」です。

例えば、パフォーマンスモデルでの初期航続距離WLTPが、元々のモデルは530kmでした。仕様が異なったモデルからは567kmに航続距離が伸びています。これは電池の生産および種類が異なっていると推測されています。

今までは、アメリカのギガファクトリー(パナソニックとの共同工場)で生産されたリチウムイオン電池セルを使っていました。それが今回の値下げされたモデルについては、中国の新しく建築された上海ギガファクトリーでの生産分と考えられています。なおパフォーマンスモデルに関しては、今までと同様のアメリカ製と考えられています。値下げに踏み切られたスタンダードレンジおよびロングレンジAWDに関しては、様々な噂があり確証の得られた情報はありませんが、従来のパナソニック製電池ではないことは確かな様子です。

噂では、スタンダードレンジ+では、中国のCATL製のLFP(リン酸鉄)バッテリーと推測されています。
ロングレンジAWDについても上記のCATL製もしくは、韓国LG化学製のNMC(ニッケルマンガンコバルト酸リチウム)電池との見方も広がっています。

中国製?大丈夫?

大丈夫です。EVにおけるNO.1メーカー・テスラです。

結論から申し上げると「大丈夫でと言い切りたいと思います。

日本では確かにパナソニックに方が聞きなれており、不安も少ないですよね。
私の知り合いのテスラオーナーでもパナソニックの方がおられますが、パナソニック製品の品質に関しては、安心しているとの話もありました。

それでは肝心の値下げされたモデルの電池生産の拠点となっているCATLとLGって大丈夫?という疑問です。

まずLG社は、韓国の会社でみなさんも聞いたことあったり、家電製品として見たことがある方も多いのではないでしょうか。
日本ではあまり馴染みがありませんが、LGは蓄電池の世界シェアNO.1メーカーです。(出典:市場シェアと業界再編電気自動車向けとしては、フォルクスワーゲンやGMへの供給も開始しており、業界の中ではトップメーカーです。
車載用に限ったシェアではCATLとパナソニックに負けていますが、スマートフォン等や住宅用など蓄電池全般で拡大しています。

そしてCATLについては、聞いたこともない人が多いのではないでしょうか。
CATLは中国の企業で、パナソニック・LG・サムスンと並び世界シェアのトップを争っている企業です。
蓄電池業界では言わずと知れた存在で、特に車載用電池が強く、パナソニックを既に凌駕して今後急成長が見込まれている企業でもあります。既にトヨタを始めとした日本メーカーや、中国国内の電気自動車メーカー、BMW他ドイツ勢も連携をしている会社です。
今回、本当にテスラに採用となれば彼らの成長が早まるのではないでしょうか。

日本では政治的な問題で、正直あまりイメージのよくない風潮がぬぐい切れない中国・韓国ではありますが、テスラの採用している電池メーカーは、いずれにしても世界のトップ企業であります。

ましてや、テスラは現在アメリカの学生が就職したい企業NO.1で、とんでもなく優秀なエンジニアが揃っています。そのエンジニアの設計でOKが出ているわけですから、大きな問題はないと私は思っています。

まとめ

購入しない理由がない!?購入検討のチャンスです。

このニュースに関しては、2020年終盤で航続距離が伸びたモデルが発売されて、既存オーナーとしては少し悲しくなっていたところに、今回さらに安くなってしまった訳ですから、我々のような元々の金額・航続距離で購入しているオーナーは悲しくてたまりません…。

ただ、これから購入される皆さんは、これとないチャンスです。

テスラは以前も、何の前触れもなく突如値下げをすることがあり、オーナーを困惑させてきていることは事実です。

「テスラの洗礼」と呼ばれてはいますが、ただ不思議なことに「もうテスラなんか乗らねぇ!」とはなりません。

その理由は「満足度の方が圧倒的に高いから」です。

もちろん、今回のニュースは、複雑と言いますかどちらかと言えば腹立たしい気持ちもあることは事実です。
しかし、この値下げニュースを冷静に見ると、今回の値下げする分を普通の企業であれば、自社の利益確保を優先し、150万円も値下げする必要はないはずです。

テスラの企業理念が「EVの普及により持続可能な社会の実現」であることから、目先の自社利益優先よりEVの普及を優先させた、と考えることもできます。

値下げの真意はわかりませんが、いずれにしても既存の自動車メーカーは今後益々窮地に立たされることは間違いないニュースでもあります。

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